浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク

 浜松市は、上水道のコンセッション(施設は市が所有したまま、運営権を売却する民営化)を計画していました。すでに下水道事業はフランスの多国籍企業ヴェオリアウォーターを中心とした会社が運営しています。工事は当初公共入札でなく、随意契約でヴェオリアの子会社に発注していました。多国籍企業は浜松のように黒字で水道料金が安く、企業が参入しても値上げしやすく、儲かるところを狙っています。海外ではこの2000年から2019年までに311か所で再公営化といって、民営で行っていた所を元の公営に戻しています。浜松市長は2019年の市長選を前に水道コンセッション判断の当面延期を発表しましたが、コンセッションは有効な手段とも言っています。私たちは延期になっている水道コンセッション計画を断念させることをめざして活動しています。

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12・24 講演会

カテゴリー │学習会・講演会

2023年12月24日講演会 開催

テーマ「迫りくる水道民営化(私営化)ウォーターPPPとは?」

会場のほか、ZOOM参加もできます。ZOOMの場合、協力金500円以上、お願いします。

詳しくは、チラシをごらんください。
12・24 講演会







水道民営化(コンセッション方式)のアンケートまとめとデータ更新

カテゴリー │お知らせアンケート

水道民営化(コンセッション方式)の賛否 市長/市議選予定候補者
アンケートまとめです。


3月20日公開の
水道民営化(コンセッション方式)の賛否 市長/市議選予定候補者
アンケートのデータを更新しました。
詳細はこちらへどうぞ







水道民営化(コンセッション方式)の賛否 市長/市議選予定候補者 アンケート(2023.3.27現在)

カテゴリー │アンケート

水道民営化(コンセッション方式)の賛否 市長/市議選予定候補者 アンケート(2023.3.27現在)
市長/市議選予定候補者へ、水道コンセッションについてのアンケート(水道コンセッション反対又は賛成の2択と、自由記述)を実施しました。
(尚、アンケート結果、ご意見をブログ、Facebook、ツイッター、チラシ等への記載の了承依頼文書を同封し、了承を得たものと判断しています。)
ご意見等はこちら(PDF)をご参照ください。

    2023年統一地方選挙立候補予定者へのアンケート結果について

選挙準備にお忙しい時間を割いて、私たちのアンケートにご協力いただいたことに感謝いたします。

前回の統一地方選で争点の一つだった水道のことに関しては、多少説明が必要だと思いますのでここに記載します。
今、浜松市は上水道民営化の問題についての検討を保留しています。
 しかし、全国的には宮城県や奈良県、香川県、大阪府等で広域化に伴う民営化への動きや、徳山ダム導水路建設(水あまり)等の水に関する問題がでています。
また、先にコンセッション方式が導入された浜松市の下水道におきましては、運営事業者の役員報酬は既にわからなくなっています。
民間企業であるがゆえに、情報公開請求をしても、隠されたままです。
これからまだ長い間この方式で運営されていくわけですが、経営や水質についてのモニタリングは、将来にわたって大丈夫なのか心配です。
このようなことから、質問させていただきました。
 浜松市では、現在具体的な動きがなくて答えにくかったと思います。 

①「賛成」の方が、お一人いらっしゃいました。この方は水道料金の値上げを心配しておられました。
「民営化して価格の競争をさせ料金を抑えていくことがいい」というご意見でした。

②「反対」については
  「民営化されることで市職員が削減され、今でも少ない若い職員がいなくなり技術の継承ができなくなる。
市でチェックできなくなる」
 「指定管理者制度や民間委託が多くなっているが、現場の声や市民の声が市に届きにくくなっていると感じる」
 「自治体がリスクをとって儲けは民間に回すという全く不合理な制度である」
 などのご意見がありました。

今回、“生”の声をお聞かせくださった立候補予定者の方々に、改めてお礼を申しあげます。
皆さまの作られたパンフレットでも実現したい施策を知ることはできますが、残念ながら地方選挙では公開討論会のようなものを催すことはなかなか難しく、市民が候補者の“生”の声を聴くことはできません。
そのような意味で、皆さまの熱い思いを垣間見ることができました。
どうも、ありがとうございました。
私たちのそれぞれのブログに、お寄せいただいたアンケートの回答をそのまま掲載します。市民の投票行動の参考になればと願っております。

また、2つの大きな会派から、一部の方を除いて個人からのお返事をいただけませんでした。「答えない」ということも、質問に対する一つの姿勢ですので尊重したいと思います。
しかし、民主主義社会では議論を盛んにすることこそが社会を成熟させていくエネルギーであるのですから、立候補予定者の皆さんの熱い“生”の思いを聞けなかったのは残念でした。








生活困窮者への対応についての再質問と回答

カテゴリー │公開質問状

6月2日浜松市に以下の再質問状を送り、6月22日に回答をいただきました。

再質問【浜松市における水道事業の生活困窮者への対応について】
2022年4月21日【生活困窮者への対応】を質問、5月2日の浜松市の回答から次の事がわかりました。
1 2021年度、水道給水を停止した事例:1,742件だった。
2 水道料金未払いの市民に対して、すぐに水道の供給を停止せず、段階的に対応している。
3 水道料金未払いが経済的理由であるとわかったら、相談を受けた場合に柔軟な対応をしている。
4 新型コロナウイルス感染症の影響で、納付困難な場合は、申告にて納付を最大4か月猶予できる。
再度、以下の事を質問します。

質問1.2021年度、水道料金未払いのため、水道の給水をストップした事例についてお聞きします。
質問 ①1,742件のうち、未払いの理由が経済的な事であるとわかったのは、何件ですか?
     それは、どの様な方法(アンケート・聞き取りなど)でわかったのでしょうか?

回答 ① 2021 年度に給水停止をした 1,742 件のうち、経済的な理由により未払いであった件数は把握していません。
なお、給水停止する前に、給水停止通知書を通知しています(2021 年度に 9,947 件)が、8,117 件については納付の約束をした上で給水停止を猶予しています。

質問 ②水道料金の納付が困難な方で、生活状況を聴き取った方は、何人ですか?
    そのうち福祉部門など関係機関につなげたのは、どのくらいありますか?

回答 ② 給水停止した後、納付が困難な方から相談を受けた場合、生活状況を聴き取りし、状況に応じて市の福祉部門などの関係機関を案内することとしていますが、人数の把握はしていません。
質問 ③聴き取りをした方の内、納付の猶予をしたのは何件ですか?
回答 ③ 2021 年度に給水停止の状態であった方のうち、納付の猶予をした件数(納付の約束をして開栓した件数)は 69 件です。
質問 ④水道の給水をストップした後の状況は、把握されていますか?
回答 ④ 給水停止をした後、納付も相談もない場合は、訪問や電話により状況の把握に努めています。

質問2. 督促状、催告状、給水停止通知書・送付の保留期間等、一定の決まりがあれば、教えてください。
 回答
・督促状は、地方自治法 231 条の 3 第 1 項、浜松市債権管理条例第 5 条、同条例施行規則第 3 条の規定にて、原則として納期限後 20 日以内に送付することとされています。
・催告状は、浜松市水道料金等未収金整理事務要領第 7 条の規定にて、督促状で指定した期限までに納付がない場合に、その期限から 30 日以内に送付することとしています。また、同要領第 8 条の規定にて、分割納付又は納期限の延長を承諾した場合などの際に送付を保留することができることとしています。
・給水停止通知書は、浜松市水道事業給水条例施行規程第 24 条に基づき、あらかじめ給水停止日をお知らせすることとしています。なお、通知は給水停止日の概ね 2 週間前にしています。

質問3. 未払い者に対する、水道料金納付連絡の際、相談に関しての記載や紹介はありますか?
 回答
未払い者から納付相談があった場合、未払い者の個別台帳に対応状況等を記録しています。






生活困窮者への対応についての質問と回答

カテゴリー │公開質問状

4月21日、浜松市に下記の質問状を送り、5月2日に回答をいただきました。
【浜松市における水道事業の生活困窮者への対応について】
現在世界では、戦争、新型コロナウィルス感染症などの影響により、人々の生活は大変厳しいものがあります。日本ではたび重なる物価上昇、雇用解雇による失業などから、生活への不安はますます大きくなっており、暮らしやすい社会とは、残念ながらかけ離れています。
 今年の1月、宮城県仙台市での事例です。1人の生活困窮者が水道を止められ、生命の危機に見舞われました。(河北新報のWEB記事を、添付します。)

 浜松市の生活困窮者への対応について、以下の事を質問します。
質問1.2021年度において、水道料金未払いのため、水道の給水をストップした事例は、どの位ありますか?
回答 2021 年度における水道の給水を停止した事例の件数は 1,742 件です。
質問2.水道料金未払いの市民に対して、どのように対応されているでしょうか?
回答 水道 料金を納期限までに納付いただけなかった方に対しては、次のとおり順次送付をしています。
① 督促状の送付
② 催告状(停水予告状)の送付
③ 給水停止通知書の送付
給水停止通知書を送付してもなお、納付又は連絡がない方に対しては、給 水を停止しています。
なお、失業や収入の減少等により納付が困難である方に対しては、生活状況を聴き取った上で、状況に応じ納付の猶予を行うなどの対応をしています。


質問3.未払いの原因が、生活困窮だとわかった場合は、その後、どのように対応していますか?
回答 生活困窮により納付の相談を受けた場合は、前記なお書のとおり対応をしています。
また 、仕事や借金、家庭のことなどで生活にお困りの方に対しては、相談窓口を記載したパンフレットをお渡ししご案内するとともに、必要に応じて市の福祉部門などの関係機関と連携をとっています。
なお 、新型コロナウィルス感染症の影響により納付が困難な方に対しては、申し出により納付を最大 4 ヵ月猶予する対応をしています。


参考記事
2022年2月8日河北新報:命に関わるライフライン止めないで 学生が仙台市水道局に申し入れ
 水道などの利用料金を支払えない生活困窮者のライフラインを止めることは命に関わるとして、仙台市のNPO法人「仙台POSSE」と市民団体「フードバンク仙台」に所属する市内の学生5人が7日、制度改善に向けた「水なきゃ生きていけないでしょプロジェクト」をスタートさせた。
 料金の未納が続いても電気、水道、ガスなどの供給は継続するよう事業者に働き掛けるほか、生活困窮者の支援相談にも取り組む。フードバンク仙台によると、料金未納による給水の停止は市内で年間5000件ほど報告があるという。
 7日は3人が太白区の市水道局庁舎を訪れ、岩淵明広営業課長に要求書を提出した。
(1)水道料金未納者の給水を停止しない(2)給水停止の決定者と経緯の開示―など5項目に関し、14日までに書面で回答を求めた。
岩淵課長は料金未納者の水道を止める理由を問われ「公平性の観点から未納者の給水停止は法律で決まっており、致し方ない。必要であれば福祉支援を案内している」と説明した。
 プロジェクトの共同代表を務める東北大3年笠原沙織さん(22)は「誰もがライフラインを使える社会にしてほしい」と訴えた。





2022/05/15(日) 浜松駅前水道民営化反対スタンディング(チェリールゥさん、ルセールさんを迎えて)

カテゴリー │スタンディング街頭宣伝動画

2022年5月15日(日)
「スイカナ」主催者のチェリールゥさん、ルセールさんを迎えて
「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」と「スーパーシティを考える会」
恒例の浜松駅前スタンディングが行われました。





宮城の水道民営化に反対! 11都市連帯アクション

カテゴリー │スタンディング街頭宣伝

2022年3月30日~4月3日
宮城の水道民営化に反対して11都市の連帯アクションが行われ、

4月3日
浜松でも宮城の水道民営化に反対する連帯スタンディングを行いました。





浜松ウォーターシンフォニーの株主配当

カテゴリー │情報公開


浜松市への情報公開で、浜松ウォーターシンフォニーの2019年度の利益に基づく2020年の株主配当と、2020年度の利益に基づく2021年の株主配当の金額がわかりました。
法人税、株主配当、役員報酬は公営事業のままだったら、発生しないものです。





浜松ウォーターシンフォニーの株主配当

カテゴリー │情報公開



これまでの2回の情報公開請求では、浜松ウォーターシンフォニーの役員報酬と株主配当はないと言われてきましたが、2019年度の利益に基づく2020年の株主配当は約7000万円とわかりました。

役員報酬は教えてもらえませんが、コンセッションでなく浜松市が運営していれば、この7000万円は下水道のためにつかわれたはずです。

水道民営化は市民のためにならないことが改めてわかります。





止めよう水道民営化 連帯スタンディング 全国から声をあげよう!浜松 2021年9月26日(日)

カテゴリー │スタンディング街頭宣伝動画

2021年9月26日 (日)JR浜松駅の北口で雨の中、
宮城に、全国に、連帯して、止めよう水道民営化スタンディングが行われました。